インフレについて




2022.11.03





 また月が変わると同時に様々な物価の値上げが発表となった。
 アメリカでのインフレによって世界中がインフレに悩まされているのだが、このインフレの大本をたどれば新型コロナであり、新型コロナで困っているものを助けると言うことから、トランプがお金をばらまいたことが発端となっている。
 トランプがお金をばらまいたことについては、現実にたくさんの人が新型コロナの影響で困っていたのだから、十分合理性はあったのだろう。ただ、最後にトランプがお金をばらまいた時点で、もうインフレの兆しは十分すぎるほどに出ていたのに、大統領がトランプからバイデンに替わると、さらに多額のお金をばらまくと言うことをしたのだ。これでインフレという炎に大量のガソリンをまいたようなもので、インフレの炎は一気に燃えさかることになってしまった。
 マスコミも経済の専門家と称する人々もこうしたことは全くと言って良いほど言わないのだが、専門家にとっては当たり前すぎて言うのもばかげていると言うことなのかも知れない。しかし、このことが一番肝心なことなのだ。このことが根本原因であり、出発点だったのだ。
 今、世界で起こっているインフレは、普通のインフレとは違う。普通のインフレは景気が良くて、景気が良いために経済が過熱してきて、物価が高騰し、さらにインフレが高進してくるというものなのだが、今回のインフレは新型コロナと言う大災害によって多くの人が仕事を失い、不満を抱えているという状況になったことから、為政者が大量にお金をばらまくと言うことをし、その結果としてお金の価値が相対的に下落し、価値の落ちたお金で物を買おうとすれば値は上がるに決まっている。
 これに追い打ちをかけたのが、ロシアのウクライナへの侵略だ。
 ロシアは資源国だし、ウクライナは農業大国なので、この双方の国による戦争が勃発したことから、ロシアとウクライナという農業大国から資源と農産物の輸出が停止したことによって、資源価格が暴騰し、農産物も値上がりを続けた結果世界のインフレに拍車がかかってしまった。
 要するに、景気がものすごく良くて、経済が過熱した結果インフレが起きるという通常のパターンではない。景気が過熱してインフレが起きているのなら利上げを行えば効果的なのだが、経済が過熱などしていないという状況で利上げをしたところで、見当違いな対応なのでたいした影響はない。
 それなのにドルという基軸通貨を持った国がえらい勢いで利上げを行えば、それが各国に波及していくに決まっているわけで、別な言い方をすればアメリカはインフレを輸出しているという状況になっている。
 問題の発端は、トランプがお金をばらまいたことで市中にお金があふれているという状況が起こっているのに、バイデンがさらにお金を大量にばらまいてしまったと言うことなのだ。この結果お金の価値が下がり、お金の価値が下がれば物価は上がるというわかりやすい教科書に出てくるようなインフレが起こってしまっている。
 この状況。世界的に経済が過熱しているわけでも何でも無い。新型コロナの悪影響によって経済は疲弊し、失業者も増加していたからこそ政府がお金をばらまくことで政府批判を避けようとしたと言う重要な事実を忘れている。
 経済が過熱しているわけでもないのに大幅な利上げをすれば、経済状況は悪化するだけだ。
 こうしたことは経済の専門家でなくたって簡単にわかりそうなものなのに、このことを指摘する人がいないのは不思議としか言いようがない。結局、見当違いの対策を行って世界中にインフレを輸出したアメリカは、この後確実に経済は悪化するだろう。アメリカの経済が悪化すれば、世界中の経済が悪化する。こうしたことは火を見るよりも明らかなことだ。
 今の世界的なインフレは、トランプとバイデンがお金をばらまき、それにつられて各国の政府もお金を自国にばらまいたことから起きただけのことなのであって、元々経済は過熱どころか新型コロナによって落ち込んでいたのだ。経済が落ち込んでいるところに利上げをするなんて、こんな馬鹿なことを誰が考えるだろうか。全くのところアメリカのFRBは、目先の物価高という現実に惑わされてしまい、血迷っているとしか思えない。
 お金が市中にあふれている状態になれば、相対的にお金の価値は落ちるのは当然で、お金の価値が下がれば見かけ上物価は上がるように見える。物価が上がっているから景気は過熱していると思い、FRBは利上げを続けているようなのだが、見立てが間違っているとしか思えない。さらに悪いことに、日本人ならお金をばらまいたからといって仕事を辞める人は稀だが、アメリカ人はお金がたくさんもらえたし、失業保険もたくさんもらえるとなったら簡単に仕事を辞めてしまう。人は足りないし、物価も上がっているから景気が過熱していると思っているようなのだが、元々景気は過熱などしていないのだ。
 来年は、世界経済は悪化すると言われているが、あたりまえすぎて話にならない位だ。全くもって、いったい何をしてくれているのかとしか言いようがない。
 バイデン自身は経済に対しては無頓着だったとしても、そのブレーンたちはいったい何をしていたのかと言いたくなる。
 トランプがお金をばらまいていたのは知っていたはずだ。そのトランプに負けまいとして、民主党政権こそ困っている人に目を向ける政権なのだ、ということからバイデンはお金をばらまいたのだろうが、とんでもない大失策だ。
 個人的には、トランプよりはバイデンの方が大統領としてはましだとは思っているが、そしてあの時点ではまだ新型コロナの悪影響も残っていたので仕方がない面もあったのだろうが失策であることは間違いない。現実に、バイデンはインフレを招いたと言って共和党から批判されている。

 アメリカ合衆国という経済大国が金利を上げれば、どこの国も金利を上げざるを得なくなる。もし、金利を上げないという選択をすれば、その国とアメリカとの金利差によって、その国の通貨は売られることになるからだ。それでも金利を上げないというありえないようなことをやっているのは、日銀の黒田という世界でも他に例のない大バカだけだ。
 日銀の総裁は、アメリカ合衆国が金利を上げ続けているのに、そして他の国がみんな金利を上げているのに、10年も続けて全く効果の無い異次元緩和という馬鹿丸出しの政策に固執し続けている。
 おかげで円安はどんどん進んで、物価はうなぎ登りだ。
 世界的な観点からは、景気の悪化が目の前にぶら下がっているという状況なので、資源高も落ち着いてきていて物価高の原因とは言えない状況になりつつあるのだが、日本は日銀による円安誘導によって物価は上がり続けるという状況になっている。
 黒田という大バカが、2%のインフレをと言っていたのに、その目標値を超えても異次元緩和を続けるのだと言うが、本人はそれで良いかも知れない。日銀の総裁ともなればものすごい高給をもらっているので、物価高なんて黒田家の家計には殆ど影響を及ぼさないだろう。黒田は自分のやってきたことの間違いを認めたくないと言うことから意固地になっているとしか思えないのだが、本来日銀のような中央銀行の大きな役目の一つに通貨の番人という重大な役目を担っているはずだが、経済の専門家の話では、実質的な円の価値としては400円以下になっていると言っていた。まさに、歴史的な円安が続いているわけで、黒田は、円という通貨の価値をボロボロにして平然としている。
 自民党の多くの議員たちも庶民とはかけ離れた高給をもらっているので、現状を笑ってみていられるのだろうが、一般庶民にとっては円安による物価高はとんでもない痛手だ。
 円が安くなったと言うことは、円の価値が減るということでもあるのだから、外国から買わざるを得ない原油や天然ガス、それに肉などの食料品のあらゆるものが値を上げることになる。
 黒田の馬鹿が円安にはメリットがあると言い続けているが、それはトヨタやホンダなどの輸出企業であり、その多くが大企業だ。円が安くなれば、輸出しているものの全てがアメリカなどの外国では見かけ上高く売れることになるので利益は莫大なものになる。3万ドルのクルマが1ドル100円の時には300万円だが、150円になれば450万円入って来ることになるからだ。逆に、輸入品については真逆のことが起きる。日本国民の殆どが輸出とは無関係な仕事をしているわけで、中小零細企業にとっては輸入していた材料費が上がるので、黒田の馬鹿が言うような賃金の上昇など望むべくもない。
 結局の所、黒田や黒田を任命した安倍を代表とする自民党というのは財界の妾と言った人がいるように、大企業優先なのだ。大企業さえ良ければ、大企業が喜ぶことをしていれば政治献金という名の賄賂が潤沢に自民党の元に入って来ると言う考えを戦後一貫して続けてきたのだが、この考えは全くぶれることがなく今日までも続いていると言うことなのだ。

 結局の所、アメリカでも日本でも愚かな民衆が選んだ権力者のばかげた政策によって苦しむと言うことでは同じなのだが、民衆というのは愚衆とも呼ばれるわけで、多くの愚衆によって選ばれた自民党政権、とりわけ安倍という統一教会の守り神を選び続けた結果、安倍が黒田という大バカを日銀の総裁に任命したことによって、巡り巡って自分たちが苦しむことになっていると言うことを理解するだけの頭がない。
 テレビなどに出演している多くのものは、なぜ円安になっているのか、円安と物価高が繋がらない。そもそも「円安の意味すらわからない」と堂々と言ってのける人が少なくない。おそらく、一般の民衆も同じ意識なのだろう。
 馬鹿は馬鹿を見るの喩えそのままだ。







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